羽毛布団契約

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突然だが俺は困惑している 鬱男 「俺と契約して鬱友達になってよ」 意味がわからない 鬱男 「おーい、聞こえてますかー」 なんなんだこの男 妙にいきいきした声しやがって 今目の前にいるボサボサ頭の鬱男は目に濃い隈を貼り付けたままニヤニヤと笑っている。 気味が悪い というかこの周りの人間どももなんなんだ じろじろと不躾に見て はぁ…… 「とりあえず状況を説明してくれよ」 鬱男 「あー、それもそうだね 俺の名前はベイセル・ヴィステル ここはテージオンっていう星で君には契約して欲しくてここに呼んだんだ」 「契約内容は?」 鬱男 「最初から言ってるじゃん 俺と契約して鬱友達になってよ」 ……会話にならん そして疲れた 「……好きにしろ」 今思えばこの選択が俺にとって大きな機転となったんだろう 鬱男もといベイセルは薄気味悪い笑顔で俺の手を握った
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