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鬱男
「うん、とりあえず後ろ詰まってるから先に先生とこ行こう」
……そっちが先に言ったくせに
少し不貞腐れながらついて行くとバインダーを持った若い男の先生がいた
鬱男
「カルラ先生ー契約終わりましたー」
カルラ
「ん、種族と名前は?」
鬱男
「堕天使ルシファーだって」
カルラ
「……名前持ちか
ちゃんと制御しろよ?
普通の使い魔とは勝手が違うからな」
鬱男
「安心してくださいよ
もしもの時は羽毛布団にしますから」
やめてくれ
「どうせ100年も一緒にいないんだ
大人しくしておくさ」
鬱男
「そーゆーこと」
カルラ
「……友達ができてよかったな」
さっきから思っていたがこいつボッチなのか?
こんなことをしているうちに全ての使い魔召喚が終わったらしい
教室に戻り担任の話を聞く
と言っても俺は教室に入れないから
浮いた状態で窓から覗いているだけだが
担任
「明日転校生が来る、あと使い魔とペアで模擬戦もするから親交を深めておくように」
一旦間を置き、こちらを向いてこう言った
担任
「ヴィステルくん使い魔はホームルーム中は連れてこないように」
俺に知る権利はないってか
俺だって知的生命体なんだが?
じーーっと担任の顔を見つめてると太った体に汗を滲ませ目を逸らした
担任
「まあ、彼は知性があるようだし校長先生の許可があれば良しとしよう」
すると教室から抗議の声が上がったが俺の目を見るとすぐに止んだ
どうだ見たか、男をも魅了するこの目力
鬱男
「うわー爆発すればいいのに」
お前さんが爆発してくれ
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