出逢い

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レンもお風呂から上がって 一緒にご飯を食べる 「寒い?」 『大丈夫だよ』 「ホント急に降ってきたよなー まだ土砂降りだし、参ったな」 『そうだね~ タイミング悪すぎだよー 早く雨やまないかなー...』 「今更やんでどーすんだよ?(笑)」 『え!? もちろん帰るんでしょ?』 「マジ言ってんの?(笑) 服も乾いてないのに? バスタオル巻いて帰る?(笑)」 『もう! 忘れてたのに また思い出しちゃったじゃん! レンのバカ!』 「アハハハハ わりー、冗談! 今日は泊まるしかねーなー」 『う、うん...』 「心配すんなよ、襲ったりしねーから(笑)」 『その顔、信用出来ない!(笑)』 「何でだよ!(笑)」 『だってヘラヘラしてるし!』 「ヘラヘラ?(笑)」 私達はくだらない話で笑い合った あっという間に時間が経ち 雨のせいでお互い疲れたのか 眠くて眠くて... 眠い目を擦りながら歯磨き... pm9時 「そろそろ寝よっか?」 『うん!眠くなっちゃった』 「俺、ソファーに寝るから 星香はベッドで寝ろよ?」 『でも...』 「大丈夫だって!」 『いや、あのー... 布団1つしかないよ?』 「え!?」 『ほら?』 「マジかよ!普通2つだろ?」 『でもベッド1つしかないからね もう仕方ないから一緒に寝よ?』 「え! 逆にいいの?一緒に寝ても」 『いいよ!』 とは言ったものの... お互い一緒に寝るのが恥ずかしくて 端と端に寝る 真ん中がガラ空き(笑) あんなに眠かったのに レンが隣に寝てるせいか 全然眠れない... あ~ 朝まで眠れなかったりして... 「寝た...?」 『起きてる...』 「星香のせいで眠れなくなった」 『私も一緒』 「あのさー」 『ん?』 「手...貸して?」 『手...?はい...』 私はレンの方に手を差し出す 「これで眠れそ」 レンは私の手を握った
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