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「は?!恋人?!何、ここの誰かがアエル君の彼女なの?!誰よ!」
全員頭にはてなが浮かぶ。「何を言い出したんだこいつ」と。初めに正気に戻ったのはシュンだった。
「アエルの恋人は7年前に落ちた少女なんです。」
「なんでよ!そんなの帰ってこないじゃない!」
「あの、先輩?白い手見たかったんじゃないんですか...?」
「うるさい!どうせ帰ってこないのよね?そのブス。」
ますます「何を言い出したんだこいつ」状態になる一行。その間も会ったこともないアエルの恋人をキーキー罵倒するアミア。
「いい加減にしてもらえますか。」
アミアの罵倒を止めたのは、ユリアだった。その目には怒りしかない。
「大事な親友を罵倒されるなんて許せません。帰っていただけますか。それか海に落ちてもらえますか。」
「な、なんなのよ!生意気なこと言いやがって!ハウワー!あんたの友だちろくなやつがいないわね!」
ユリアが静かに反論すると今度はキーキーとハウワーに向かって罵倒をはじめる。
「お言葉を返すようですが、あなたがろくな人ではないです!帰ってください!」
普段大人しいハウワーが声を荒らげたのでアミアはびびったようだ。
「何よ!あんたら次の選挙で潰してやるから!」
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