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なんか幸せだ。こんなすっぽんぽんで何してるんだろうって思うけれど、今までになくハヤト様が話しかけてくれるのが嬉しい。
「何が可笑しい?」
「へ?」
「なんで笑ってる」
「えっ、…その、幸せだと思って。さすが夢だな、って」
「――は?」
ハヤト様の眉間にギュっと皺が寄った。どうやら僕はまた何か失言をしてしまったらしい。
「おまえ、夢だと思ってやがったのか。このウスラトンカチ。俺がせっかく…」
「…でも、僕はもう死んで――」
「死んでねぇよ。俺が助けたんだからな」
あ、っという間もなく、ハヤト様の背負っていた背景が外の風景が見える窓から天蓋のかかる天井に変わる。
「まだ夢だと思うか?」
「へ…?」
僕も裸で、ハヤト様も裸。こんな感じの事、前もあった。そうそう、エルフの族長とこんな感じに…。
「……これは一体…?」
僕の疑問はハヤト様に完全に無視され、エルフ族長のガチムチで擦られた記憶のあるそこに、ハヤト様のエクスカリバーが押し付けられる。
これを突っ込まれたら、骨抜きにされた女性陣の二の舞になるんじゃ。
「あ、だめ! チートテクニックが!」
「あー…もう遅ぇって。何回ヤッてると思ってんだよ」
「ひぁ?!」
突っ込まれたことがあるのは事実らしい。だって、だって、あまりにもすんなりハヤト様のエクス(ryが僕の中に入って来てるから。
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