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「ほら!苦情も出てる!」
「な、何で嬉しそうなの...」
「懲らしめる!」
「そうだぁ!懲らしめる!あのカウンター席の化け物を!」
意気投合してしまった、尚輝と姫歌はむふーと目をキラキラさせていた。
1人であわあわするりこ。
「もういっそのことくっつけじゃねぇか」
そう言ったのは尚輝だった。
「江良木...相手いないし」
「そうねぇ...そうすれば...あの江良木さんはかっこいいんだよマシンガントークもなくなる...」
「ましんがん...」
こうして着々と江良木陽月が買い出しでいないうちに、勝手にデートの計画が立てられていくのであった。
「お邪魔しまァァァァす」
「来た」
「あ、お兄ちゃん」
「金払って帰ってください」
「え、五十鈴まだ何も頼んでないのに~」
張本人の宇佐美五十鈴登場である。
「ねぇねぇ!聞いてよ、さっきそこのスーパーで江良木さんとすれ違ったの!めっちゃかっこよくて!もう1人だけ別世界の人間...って感じで!」
静かに目を閉じる姫歌。
オレンジジュースをブクブクしだすりこ。
「あー仕事ー」と大きめな声で言って逃げる尚輝。
「えー何で~誰も聞いてくれないの~ぷぅ...」
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