愛してください…

7/8
前へ
/8ページ
次へ
翌日、玄関には純玲の姿があった。 おもむろにスマホを取り出し、電話をかけた。 『はい、上月です。』 「もしもし、先輩ですか?飯沢です。」 『おっ、どうした?』 「前にお話ししたストーカーの件なんですけど。」 『あ、そのことか!それで、どうなったんだ?』 純玲は静かに微笑む、当然向こうの先輩にそれは伝わらない。 「…当面は問題なさそうです。警察に連絡して、今は対応を待ってます。」 『そうか、なら良かった!俺本当に心配したからな…。』 「フフッ…、ありがとうございます。」 『じゃあ、これで失礼するよ。』 「はい。」 ピッ… 「………。」 彼女は笑みを浮かべている。 そして部屋へ向けて言った。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加