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翌日、玄関には純玲の姿があった。
おもむろにスマホを取り出し、電話をかけた。
『はい、上月です。』
「もしもし、先輩ですか?飯沢です。」
『おっ、どうした?』
「前にお話ししたストーカーの件なんですけど。」
『あ、そのことか!それで、どうなったんだ?』
純玲は静かに微笑む、当然向こうの先輩にそれは伝わらない。
「…当面は問題なさそうです。警察に連絡して、今は対応を待ってます。」
『そうか、なら良かった!俺本当に心配したからな…。』
「フフッ…、ありがとうございます。」
『じゃあ、これで失礼するよ。』
「はい。」
ピッ…
「………。」
彼女は笑みを浮かべている。
そして部屋へ向けて言った。
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