2 温泉旅行へ出発

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オレ達は早速車に乗り込む。 男4人だと少しむさ苦しい感じか? そして、当然オレとタケルが後ろへ乗り込むものだと思っていた… ――が、甘かった! オレが最初に後部座席に乗り込んだ後、次に恩田が乗り込んで来やがった。 必然的に、タケルは高支那の横、助手席となる。 (なんでっ!?) オレは心の中で叫んだ。 恩田のヤツ、オレとタケルを一緒に座らせまいとしたに違いねー。 ああっ…失敗した! 先に乗り込むんじゃなかった! と言っても、後の祭りだ…。 せっかくタケルの横に座れると思ってたのに…。 ちっ。 結局オレが一番タケルから遠いじゃん。 これから2時間ぐらいの道中を思うと、気分は最高にブルーになってくる。 いやいや、悲観するにはまだ早い。 お楽しみはこれからだ! まさに――戦闘開始! オレがタケルをモノに…あ、違った。タケルを魔の手から守ってやる! 高支那にも、恩田にも、誰にも指一本触れさせねーっ!!!!!
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