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オレ達は早速車に乗り込む。
男4人だと少しむさ苦しい感じか?
そして、当然オレとタケルが後ろへ乗り込むものだと思っていた…
――が、甘かった!
オレが最初に後部座席に乗り込んだ後、次に恩田が乗り込んで来やがった。
必然的に、タケルは高支那の横、助手席となる。
(なんでっ!?)
オレは心の中で叫んだ。
恩田のヤツ、オレとタケルを一緒に座らせまいとしたに違いねー。
ああっ…失敗した!
先に乗り込むんじゃなかった!
と言っても、後の祭りだ…。
せっかくタケルの横に座れると思ってたのに…。
ちっ。
結局オレが一番タケルから遠いじゃん。
これから2時間ぐらいの道中を思うと、気分は最高にブルーになってくる。
いやいや、悲観するにはまだ早い。
お楽しみはこれからだ!
まさに――戦闘開始!
オレがタケルをモノに…あ、違った。タケルを魔の手から守ってやる!
高支那にも、恩田にも、誰にも指一本触れさせねーっ!!!!!
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