第78歩目 はじめての決着!妖狐と二人っきり⑨

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最後の最後のまで、足掻いて足掻いて足掻き続けるつもりだ。痛いし、気持ち悪いけど。 俺の中で自然と、アテナ同様、妖狐の為に何とかしてあげたい。 俺にできることは可能な限りしてあげようと強く思うようになっていた。 .....はぁ。本当に手のかかる似た者姉妹だ。俺がいつも貧乏くじを引かされる。 でも悪い気はしないのだから、なんだかんだ言って二人のことは気に入っているのだろう。 話が逸れた。 対策に戻らないと・・・。 符は触れれば爆発する。 これを活用しない手はないだろう。 ではどうやってダメージを負わずに符に触れようか・・・。 俺の持ちうる手札を考える。 剣で叩くか? .....いや、距離が近すぎる。どうあっても被弾してしまう。 誘爆を誘う? .....そんなことは既にやっている。でも一度も成功していない。妖狐の操作技術は完璧だ。 魔法で落とす?.....これなら間違いなく大丈夫だろうが、使わない約束だ。 この中で、魔法を覗くと一番効果的なのは剣だ。 それでも被弾のリスクは高いだろう。 ・・・。 要は爆発してもそれを防げれば問題ないものが好ましい。 例えば盾のようなものならきっと大丈夫だろう。 ただ問題を挙げるとするならば、俺は盾なんてものを一切持っていないことだ。 こんな時、アテナならどう考える。     
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