第78歩目 はじめての決着!妖狐と二人っきり⑨

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アテナならきっと活路を見出だしているはずだ。 再びただアテナのように物事を見て、ただアテナのように物事を考え、ただアテナのように物事を組み立てる。 .....アテナならきっとこう言うだろうな。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ないなら作っちゃえばいいじゃーん( ´∀` )」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まさにその通り。 無いから諦める、ではなく、無いなら作ればいいだけだ。 至極単純で、至極簡単な答え。 .....故に一番悩ましい答えでもある。 公園を見回す。 盾の代用になる物を探すも全く見当たらない。 ここは日本の公園とは違って何もない。あるのは花畑とベンチと街灯だけだ。 当然一社会人としてベンチや街灯の選択肢はあり得ない。 いくら模擬戦の為とは言え、器物破損は常識ある大人としてやっていいはずがない。 更に言うなら、目の前にいる妖狐の教育にも良くない。俺がいい大人の模範になるべきだ。 しかし、そうなると盾の代わりになる物が全く無い・・・。 .....どうする!?どうする!?!?どうする!?!?!? ───ボンッ! 体力:695【↓150】 「ぐぅぅ・・・」 焦っても答えは出ない。 心を落ち着かせる。     
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