物語がそこに【キツネノハナガサ】

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 さっそく、管理事務所で園内マップを頂戴し、雑木林の方へ向かいます。  昨日は雨が降ったので、きっとたくさんのキノコが生えているはず。  湿った樹木の下や茂み、落ち葉の中をウロウロジロジロして進みます。  ちなみに、この公園は他にも希少な草花や野鳥、生き物が多数いるとのことで、朝から多くのウォッチャーがいらっしゃいました。  それぞれがそれぞれの出会いを求めて……。  ええ、花壇の植え込みの奥まで見ているのはヒロヤだけでしたが。もはや、管理事務所の清掃員と同じ動作です。  さらには、通りすがりの老夫婦に、  『ふぉふぉ、キノコ探しですかな。たくさんあるでしょう』  と、あっさり看破され、大変気恥しい思いをいたしました。  その一方で、池のカワセミを狙い撃ちするカメラ軍団に遭遇。  青い羽がキラキラしたカワセミさんがベストアングルになるのを待ってるんでしょう。確かにこっちにお尻を向けてました。  背後のヒロヤがクシャミして逃がそうものなら、きっと違った意味で望遠カメラが火を噴いたに違いありません。  写真は30分後に対岸から撮ったものです。  もはやカワセミが本物なのか怪しくなってきます。 image=511519824.jpg
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