第23章 恩赦を求めて

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「リック、アナスタシア様は表向きは静養となっているんだから恩赦なんかできないよ。それに、今、目立つ行動をするとレティーナ王妃とジックザイルに気づかれるからね」 「そうですか……」 「ミャンミャン…… ごめんよぅ。あたい……」  ノエルが泣いてるココを抱きしめて頭を撫でている。  重い空気が詰め所に…… でも、やっぱりアナスタシア様に! 「あっーーーー!」 「どうしたんですか? 隊長」  隊長が何かに気づいて大きな声を上げる。ノエルとココもびっくりして思わず隊長の方を見る。 「一人いるぞ! 僕たちの知り合いで恩赦の実施を申請できる人間が!」 「えっ!? 誰ですか?」 「アイリスだよ。確かS1級勇者に恩赦の権限があるはずはずだよ」  アイリスが!? でも、確かにあいつは王国の最高格のS1級勇者だからな。  ココの表情が一気に明るくなる。 「よかったよぅ! アイリスさんのところにお願いにこぅ!」 「じゃあ、早速アイリスのところに……」 「まって! ココ…… 恩赦を申請して実施されてもミャンミャン達が必ず釈放される訳じゃないよ!?」 「わかってるよぅ! ミャンミャン達も冒険者だよ! それくらい自分でつかみ取るさ」 「どういうことなんですか?」 「あぁ。ミャンミャン達が恩赦を勝ち取らないといけないんだよ! 説明は後だ。ちょっとまってな」 「はぁ」  なんか隊長がすごい勢いで書類を探してる。     
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