第5章 全滅聖女と王国兵士

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第5章 全滅聖女と王国兵士

 王都グラディアは円形をしており格子状に分かれた九つの区画に分けられている。  各区には専任の防衛隊が四から五部隊程度割り当てられており交代で防衛任務に当たっている。  俺の所属する第四防衛隊は人手が足りない場合の遊撃部隊として王国全域の守護を担当している。  今日はその区画の一つで城壁で人で足りないとのことで俺と相棒のノエルが夜の見回りをしていた。 「あっ! リック! 空からなにか飛んできましたよ?」 「あれは…… なんだろう?」  警備を一緒にしていたノエルが急に上空を指さした。  ノエルは銀色の髪ストレートヘアの赤い目で眼鏡をかけたスタイルの良い女性エルフで俺の相棒だ。    夜空に小さく飛ぶ謎の物体が降下して遠くの建物の屋根に降りる。   「背中に羽が生えてます。今は建物屋根の上で何かしてますね」 「魔物か」  飛行する魔物が突如現れて城壁を飛び越えて王都に侵入した。 「よし、ノエルは下から近づいて弓で攻撃を!」 「えっ? リックは?」 「俺は屋根であいつを仕留めるよ」 「わかりました。気をつけてください」 「うん。ありがとう」  よっと!  俺が行くまで逃げるなよ。俺は城壁から屋根に飛び降りて魔物へと近づいていく。     
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