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 小只の持っていた本で読んだような……。自分は勇者らしいが、この女性たちは何だろう。 「俺自身が勇者なのは分かったんですが、あなたたちは一体何者なんですか?」  その言葉にマギサたちの顔が曇った。もしかして、前の魂の知り合いとかか。 「そうですよね。私たちとは会ったことがない世界から来たんですから」  そう話すマギサの表情は沈んでいた。大丈夫か。心配になって俺が声をかけようとすると、青髪の女性が話し始める。 「アタシたちは旅の仲間って奴だったんだ。魔王を倒すためのね」
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