ドSのサテライトは大変です

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ドSのサテライトは大変です

サテライト──それは衛星。 衛星はある日突然、挙動に飲まれた。 黒き世界(宇宙)へ向かうかと思えば、また我らが星へ近づく。 さような駆け引きを楕円に繰り返せば、 学者(ひと)はそれを、重力(グラビティ)ターンという。 いずれ我らのもとへ堕ちるだろうその創造されし衛星(サテライト)。 その衛星(バッドエンド)を食い止めるには、ある力を必要としていた。 “Donate(ドネート) Energy(エナジー) to(トゥー) a Satellite(サテライト)──DoES(衛星へ捧ぐ力).” “ドS(エス)”と呼ばれる奇跡の力をもってして、星の未来は光に包まれるであろう。 だが、その力は大変希少なのだ。 人類は、一縷(ひとつなぎ)の望みを少女に──そう、たったひとりのちっぽけな少女に託すしかなかったのだった──
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