序章

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対戦の遥か昔、8大種族が台頭する前。そこは今の8大種族とは全く異なる種族が支配する世界であった。支配といっても、彼らは非常に調和的で争いはほとんど無かった。彼らと8大種族の関係性は不明であるが、彼らはあらゆる能力に長けており、8大種族が持つ能力と同種の能力を保持しその力は8大種族のそれとは比較にならないほどであった。彼らは8大種族の歴史の中には一切登場しておらず、現存する古書などにもその記載はない。彼らを統治する長は創造神とも呼ばれ、彼らの始まりであり、その力は絶対的であった。特定の存在の一切を消し去ることも、また復活させることも、新たな存在を創造することもできた。長の姿は誰も見たことがなく、色々な噂が立ち回っていた。「長は我々とは全く異なる存在だ。」「この星の誕生と共に長も生まれ落ちた。」「長は誕生以来、この星で種族を生み出しては適度な干渉と観察を繰り返している」「長は調和的な我らに退屈して次の世代の創造に移っている。」
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