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低級な魔物の始末なら単独でも解決すべきだが、基本、勇者の仕事はリーダーとしてパーティーを指揮することだ。
騎士団を辞めて勇者に転身した者などは、戦闘力など巷の戦士剣士を凌ぐが、多くの勇者のスキルは大体が中途半端なものだ。直接攻撃は戦士らに任せればいいし、魔法攻撃は魔法使いらに任せておけばいい。
パーティーのメンバーから白い目で見られることもしょっちゅうだろうが、高機能高価格の回復系アイテムを多めに携帯し、いざという絶妙なタイミングでメンバーに使ってやれば、案外、世間知らずで純粋な彼らに恩を着せることは簡単だ。
中には世間擦れした盗賊や商人などもいるが、彼らには裏でこっそり分け前をサービスしてやっていれば、リーダーに喧嘩をふっかけてくる事もない。
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