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プロローグ
幼い頃に抱いた将来の夢、それを大人となった人々は未だに思い出せるのだろうか。
幸せな家庭を築いて暮らす夫婦生活、
機械のパイロットにお医者さん、
野球選手やサッカー選手のようなかっこいいスポーツ選手、
みんなを笑顔にする芸人や平和を守る警察官や軍人さん、
そして実際存在しない悪と戦う正義の味方。
でも実際なろうとしても、なる事は簡単ではない。
叶わない夢がほとんどだ。
いつしか成長するに連れて望んだ姿を忘れてしまい、在り来りな日々を望むようになる。
それが当たり前の事で、致し方の無い事である。
でも望むことだけは自由な事。
その為に努力する事だってどれほど歳をとった所で遅いことなど一切無い。
本来の望んだものになれない為に、その夢に携わる事をするのだって何一つとして間違えではない。
形を変えたとしても、夢は夢のままなのだから。
私はいつもなりたい存在になる為に、何故そうなりたかったのか思い出して見る。
そうすれば自身の本当の願いが分かる。
そして願いが背中を後押ししてくれるから。
なりたい物が何か分からない人達も、
これから夢を叶える為に努力をして行く人々や夢を諦めた人々も、
願いを純粋に叶えた人達から形を変えて叶えた人達、
そして私の知っている、正義の味方へ送る物語。
これは少年が願いを叶える為、正義の味方になる物語だ。
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