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彼のモヒカンは一段と高い。3メートルぐらいあるモヒカンだ。やりすぎだろ。明らかにおかしい。
僕はアジトに連れてきてくれたモヒカン(名前を通称アフロと言う)に質問をした。
「アフロさん、すいません、ここは一体・・」
アフロは答える
「ここは、俺たちのような社会から見捨てられたやつらの巣窟よ。俺たちは日々偏見と戦ってるんだ。」
僕は思った。彼らは何か勘違いをしている。
見捨てられたんじゃなくてあなたたちが社会から逃げたんでしょう。
偏見と戦ってるって人は見た目で判断するんだからそんな危ない恰好をしてたら偏見持たれるでしょう。
甘えてるだけだ。戦ってるってあんたたちが勝手に反乱起こしてるだけじゃないか。
っていうかあの講壇の男のモヒカンはあきらかにおかしいだろ。
なんであんな天井に届きそうなモヒカンをしてるんだ。
絶対生活に支障をきたすだろ。
演説が終わりみんなで談笑会となった。
酒を浴びるほど飲みガンガンで音楽が鳴っている。
酒池肉林の宴会騒ぎだ。
演説をしていた3メートルのモヒカンが自慢のモヒカンをゆさゆさと揺らしながらこっちに近づいてきた。どうやってあの髪固めてるんだろうか。
スーパーハードスプレー10本は必要だぞ。
一人でセット出来ないだろ絶対。
男はアフロに握手をした。
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