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「久しぶりだなアフロ。下界の様子はどうだ。」
アフロは答えた。
「はっ。モヒカーン閣下。アメ村は日々愚民どもに汚染されてきています。最近では法律が厳しくなったがゆえにアメ村はどんどん綺麗になってきております。
風営法によりほとんどの風俗は消滅しました。その代わり立ちんぼの娼婦が増殖しております。
法律で禁止されたのなら隠れてやるしかほかありません。アンダーグラウンドが地上に芽を出していた時代は終わり私たちは再び地下へと潜ることになるでしょう」
モヒカーン閣下はつぶやく
「愚かな・・法律で取り締まっても私たちの生き方は変わらんぞ。私たちは産まれながらの無法者なのだから」
ごくり。このモヒカーン閣下とアフロ、言ってることはなかなか深いが、彼らのファッションセンスとネーミングセンスは明らかに狂っているぞ。
「こいつは誰だ?」
モヒカーン閣下は僕を指さして言った。
「はっ。こいつは道のど真ん中で寝ていたカブキ者です。名前をジャングルの王者吉田と言うそうです。」
「貴様、何者か?答えよ」
僕はもうなんかこの茶番劇みたいなのに疲れてきたから帰りたくなっていた。
僕は取りあえずこいつらの仲間にはなりたくない。僕の目的はこの街のいただきに立つこと。
今決めた。
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