6人が本棚に入れています
本棚に追加
将のやつ、モテないクセにキザなこと書きやがって!
まったく!私を赤面させた罰に明日の日記1日休んでやる!このセクハラオヤジ!...とは違うか。
ま、いーや返事来るだけまだましだわ。
これからは噂が立たないようにひっそりしておかないと。
あ~~でもすでに広がってる可能性もあるなぁ。
しょうがない。万が一の場合は付き合ってるって言うか。
その後私は、将の日記の下に「名前呼びやめろ」と書いた。
いきなり得体のしれないやつに呼ばれたくないし、気持ち悪い。いくら「さん」付けでも嫌!
「姉ちゃん何してんの?」
「真広!部屋に入るならノックぐらいしてよ!」
紹介してなかったね。コイツは弟の真広。
顔もうち(お母さん)の家系に似たからわりとイケメン。
って余計な話しちゃったね。ごめんなさ~い。
「だって寂しいんだも~ん。」
ぎゅう~~っ!
「真広!アンタもう小1なんだからもーちょっと強くなりなさい!」
「だって~」
「だってじゃない!このシスコン!」
「はーい。」
しゅんとなって真広は部屋から出ていった。
「香音!真広!もう晩ごはん出来てるわよ~!」
「はーい!了解幸ちゃん!」
「ままわかった~!」
「香音!いい加減お母さんと呼びなさい!」
「へいへい。」
最初のコメントを投稿しよう!