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「何が・・・・・・」
少女が何に対して謝っているのかわからないが、ただ事ではないような気がした。
窓から差し込んでいた日が暗くなってきた。
とっくに下校時間は過ぎている。
どの階も人気が無く、静かだった。
怖くなってきた自分は、少女に気を付けろよと忠告をして残りの階段を下りようとした。
そして、
「うあっ!」
足を滑らせ、最上段から落下した。
頭部を強打し、あっさり死んでしまった。
死んだことは仕方が無い。
しかし今も気になっているのだ。
さんびゃくにじゅうきゅうとは、何なのだろう。
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