最後の冬は君と一緒に…

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アメリカ合衆国にあるとある有名な大学に所属するアンドリュー・デイヴィスはその発見に慄いた。 彼の職業は大学教授。専門は考古学。 たまたま訪れた場所のとある発掘現場で何億年前に埋もれたであろう”あるモノ”を見つけたのだ。 ソレは布製品。土に埋もれてあちこちがボロボロになっていたけど発掘は成功した。 アンドリューはひどく近代的なその布を研究室に持ち込みいろんな研究をしようと思ったが、その布製品の中にあるものが隠されていることに気付いた。 それは風化していたが紙だった。土に埋もれたが頑丈な布製品のおかげでかろうじて紙の形を保っていたのであろう。 歓喜しながらアンドリューはその紙の解析を始めた。そして、さらに驚くことにその紙には文字らしきものが書かれていた。 古代言語にも明るいアンドリューはその文字を解析し、何が書かれているのか読み解いた。
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