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おおう、じゃあ早めに準備するかぁ
あ、でも…
「ねえ、母さん。このこと……
兄さんは知ってるの？」
少しためて聞くと帰ってきたのは誤魔化すような微笑み。
なぜこんな質問をしたのかというと、俺の兄、幸弘は少ぉしブラコンなのだ。
年が離れているからか小さい頃から結構甘やかされてきた自覚があるくらいには。
「母さん？」
「大丈夫よぉ、ちゃんと(事後)報告しておいたから(正確にはしておく、だけどねぇ)」
何か途中にボソボソ言ってたけどまあ、それなら大丈夫かなぁ？
それに日本に行ったら兄さんも仕事でなかなかアメリカからは追ってこれないだろうし……
「ふぅん、まっ、そういうことならわかったよ。
キャリーケースってどこにあったっけ～？」
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