天空にそびえる大庭園

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主人公達は冒険の途中で、魔物に襲われそうになっていた小さな羽の生えた少年と少女を助ける。 助けた2人は実は天使族の子供で、少年の名前はコク、少女の名前はハクという。2人は、ラ=リズ空中都市よりはるか上にそびえる天使族の大庭園、シュナイドで暮らしていたところ何者かに庭園が襲われ、その際に地上に落ちて来てしまったという。 落ちてきたのは天使族2人だけでなく、天使族が使うらしい機械のようなものまで散らばっていた。 2人に聞くとそれは天空庭園で使っていた乗り物で、まだしっかり飛ぶことができない天使族がそれを使って青空を飛び回ることができるという。 地上に来てしまった経緯を知った主人公達は、今もなお何者かに襲われているであろう天使族を助けることを決め、天空庭園シュナイドに向かう。 庭園に到着した主人公達が見たものは、ひどく荒らされた庭園と傷つき横たわる何人もの天使族だった。彼らによると庭園を襲ったのは魔族の者で、今も庭園の奥で暴れているという。それを聞いた主人公達はハクとコクと共に中心部へ急ぐ。 中心部で彼らを待ち受けていたのは、アーデルハイトと名乗る上位魔族だった。彼女は倒した何人もの天使族のエネルギーを吸収し、彼女の元のエネルギーも含めたそれらは莫大なものとなってしまっていた。 その強大すぎる力の前には今までの主人公やその仲間たちの力などとてもかなわなかった。絶望していたか彼らのもとに、1人の天使族が姿を現した。 ハクとコクの母親である、エポワという天使族だった。彼女は大切な子供を守るべく意を決して立ち向かうが、暴走したアーデルハイトによって殺されかけてしまう。その時、ハクとコクの体を眩い光が包み込んだ。 光が消えた頃には今までのハクとコクの姿は無く、白と黒の光を身にまとった2人の天使族が神々しく立っていた。動揺するアーデルハイトをよそに、ハクが主人公達に近づき、力を分け与える。パワーアップした主人公と仲間達、そして覚醒したハク・コクは力を合わせ、見事アーデルハイトを打ち破った。 戦いの後にエポワから聞いた話によると、ハクとコクは天使族の長の継承者だという。先程の戦闘で継承者としての資質が、母への一撃がトリガーとなって覚醒したらしい。 壮絶な戦いの末魔族を撃破した主人公一行は、「何かあったらいつでもかけつける」と天使族からの誓いを受け、天空庭園を後にする。
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