三崎君と佐久良君は恋人同士

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「ベッド濡れるぞ。」 水を吸って重くなったズボンの事を言う。 自分でもなんでこんな風に言ってしまうんだろうと思う。 「佐久良チャン、ほんとーに色気ねーな。」 三崎にも言われ、思わず手を固く握りしめた。 「じゃあ、遠慮なく脱がせますよー。」 誰に聞かせる感じでもなく三崎は言って、俺のベルトに手をかけた。 ガチャガチャとなるベルトの金具が妙に気恥ずかしい。 ベルトが外れると、一気に脱がされる。 って、パンツも一緒に脱がされて、恥ずかしい。 ものすごく恥ずかしくて、身をよじって隠すようにした。 「あれ?佐久良チャン、ちょっと勃ってる?」 面白いおもちゃを見つけた子供みたいな態度の三崎に言われて、真っ赤になった。 「うるせーよ。」 俺が、苦し紛れにそれだけ返すと、三崎はフーンと言ってから、俺の肩口に口元を寄せて、ガブリと噛んだ。 突然だったのと鋭い痛みを感じたのとで一瞬何が起きているか分からなかった。 噛みついた部分をさらに甘噛みされてじくじくとした痛みを感じる。 何するんだよと声をかけようとした瞬間傷口に舌を突っ込むみたいに舐られて、思わず体がビクリと跳ねた。 三崎の手がそのまま俺の上半身をなで回す。     
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