三崎君と佐久良君は恋人同士

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目を覚ますと、体は清められていて恐らく三崎のであろうTシャツを着ていた。 気を失ってしまったのかと思い、そっと起き上がると床で雑誌を読んでいた三崎に 「ああ、起きたか。」 と声をかけられた。 今気が付いたのだが、下半身は裸のままで非常に心もとない。 「今、何時だ。」 「あー、9時半。」 「は!?」 どうやらかなり寝こけてしまっていたようだ。 そろそろ帰らないとまずい。 きょろきょろと見回すが、服はない。 「服なら、今洗って乾燥機だ。」 「へ?俺何着て帰るんだよ。」 「はぁ!?別に帰らなきゃいいだろうが。」 「お前何言ってるんだよ。家の人に迷惑だろうが!!」 すでにこの時間までお邪魔していることが迷惑になっているだろう。 「今日誰もいねーよ。親がいつ帰ってくるか分かんねえ中、セックスなんぞ出来ねえだろう普通。」 「お前の普通は知らねえよ。」 「とにかく泊まってけよ。」 「……飯は?」 「カレーでいいなら、作ってあるぞ。」 「食う。」 ポケットに入れておいたはずのスマホはベッドサイドに三崎がおいてくれたらしく、確認すると水没にはなっていなかったらしく、淡い光を放つ。 家に連絡をして、ベッドから降りる前にもう一度三崎に声をかけた。 「パンツねーの?」 「そのまんまの方がエロくてよくね?」 「ふざけんな!!」     
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