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「そうか。ではせいぜいがんばることだ」
「……………バカ野郎がっ!」
「えっ?えっ?あれっ?」
やっと理解したのかこのバカが、千冬さんにうまく誘導されやがって
「やるのだろう?」
「は、ぃ......」
ぎろりと睨まれて何も言い返せない一夏。悪いな、俺は..................はい、何も言いません師匠
「そんな絶望的な顔をするな、そら、目隠しだ」
「........おお!」
千冬さんは俺たちに真っ黒な目隠しを......準備がよくないか?
「美月、お前は私に報告するように」
しっかりと逃げ道を塞ぎやがった。
「って、スケスケじゃねえかああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
一夏の悲痛の叫びが隣から聞こえる。カーテンの後ろから千冬さんの爆笑が聞こえる。
俺は自分に当てられた測定場所に入り、奥の千冬さんに
「冗談がキツすぎですよ」
「何を言っている?貴様もさっさと準備しろくるぞ」
「谷本 癒子入りまーす」
「はっ!?」
「どうどう?今日のために調整してきた私の艶かしいカラダは?」
おい自称7月のサマーデビル.........
「あのさ谷本、恥ずかしくないのか?俺も男なんだが?」
「あれ?恥じるところないと思うんだけどな~。それに知ってる?測定者って二人から選べるんだよ?」
そう言われた時だった
「一番、相川清香、行きまーす!」
「ちょ、っちょ、ちょっとまって」
「へへーん、もうおそいよーだ」
確かに相川さんが一夏の方に行ったのがわかった。それで
「それで、俺は選んでもらえたわけね」
「そーゆうこと。まあ、少し位は恥ずかしいけど水着も見せてるからね。ささっ、どうぞ」
そういって腕を広げる谷本。一種の人気投票と思え。人気がある方に人が来るんだ。
あれ、言い換えたらモテないことが判明するんじゃないか?そんな思考のなか、俺は彼女にメジャーを回した。さて、どこまで言えばいいんだ?
「えー、織斑先生言いますよ。トップ81、アンダー62.8、ウエスト53、ヒップ79です」
「ねえねえ美月くん、実はカップ数とかも言えちゃったりする?」
何を言っているんだ。俺が何年家政婦していたと思っている。無頓着なあの人だぞ!
「まあ、言えなくもないが。千冬さんに報告する必要あるのかな?」
「美月くんって、ムッツリとか?」
「はあ?俺が何年家政婦まがいなことしてたと.......って、知るはずないか。しゃあない、一つだけ言っておくが俺はDTじゃないぞ?」
「まあ、なんとなく予想はできてたよ。美月くん視線がやらしくないもん。ちなみに」
「はあ、Dであってるか?」
「正解!美月くんのえっち」
はあ、さっさと次いこうや。
なぜかうきうきで出ていく谷本さん。選んでくれたのはまあ嬉しくもあるが、いったいなんなのやら。
「次のかたどうぞ」
なんだ横の言い方。病院の先生かって
「鷹月 静寝はいります」
おいおい、確りものよ。なかなか派手なものを御召しになってまったく。これ、俺の息子マジ持つかな?
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