けれど奇妙は日々は、また

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「えっと、トップ91って」 「おっきいでしょ~」 「あっ、いや、わるい。続けるから。アンダー69.2、ウエスト58、ヒップ88っと」 忘れないうちに記入をしているんだが、着やせ?着ぶくれ?まあ、普段ブカブカな格好しているから勘違いしていたが 「いや、すげーの一言しかいえない」 「えへへへ、誉められちゃった~」 嬉しそうに揺れるのほほんさん。自然と視線が揺れるのものにいってしまう。S級モデルみたいなスタイルしておっとり系とか、今の世の中じゃなければ、襲われてただろうな。 ISが普及してるからこその安全か。束さんはどこまでを視野にいれていたんだか 「あかりん?」 「ああ、ごめん。終わったから服着ていいよ。次の人読んできてもらえる?」 「はぁーい」 子供のように無邪気に答えてくれるのほほんさん。こういうタイプっていいよな。癒ししかないから 『なかなかのスタイルです。現状ではトップクラスですね』 いきなり何をいってるんだ 『主様もお眼鏡が高いですね。ナターシャ様も素晴らしく思われていましたが、十代のカラダでありながらあのプロポーションは』 「朧、何をいってるんだ?まさか、お前のいっていた三人って、のほほんさんも入ってるとか言わないよな」 『何を今更なことをおっしゃられていますか?彼女は明確に主様にスキンシップを行っているではないですか』 ぐっ、はっきり言うなよ。そりゃ、わからなくもないんだ。臨海学校あけから、どことなく一緒にいることもあったし、生徒会でも一緒だし、楯無さんと一緒にもいたからあまり気にしないようにしていたが、のほほんさん.......本音は、あかりんのこと私好きだよぉ~っといてくれている。 「だがな、俺自体ははっきりしてないんだよな。一人を決めるとか偉そうなこと」 『だから、もうしております。五人です』 「シャルロット・デュノアはいります」 測定場所に入ってきたのはシャルだ。控えめにカラダを隠そうと入ってきたシャルは淡いオレンジ色の下着姿で顔を紅潮させている。 「シャっ、シャル?恥ずかしいんだったらあっちにいけば」 「い、いいの。その、燈にお願いしたくて.......」 少し虚勢のように言い張るシャル。まったく、なんでこんなに思われてるのか、おれ自身が疑いたくもなる。 俺はシャルのもとに近づくと、ビクンっと反応するがここで長引かせても気まずいだけだから 「は、はかるぞ。いいな」 「えっ、うっ、うん。おねがい......] 「トップ83、アンダーが62.7の、ウエスト55、ヒップが81です」 「う、うん。ありがと.....」 だからいけないんだ。男が女子の測定なんて、少なからず好意をもってくれている相手にこんな
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