第1章

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 真也クンはひとりっ子です。兄嫁もどちらかというと息子を溺愛するタイプで、それを煙たがっている真也クンが、私にはいっそういとおしく感じられました。 「汗をかいたわね、帰ったらお風呂に入りなさい」  それは私の意地悪な提案でした。おそらく自分だけでは、浴槽に入るのもひと苦労だと思われます。シャワーを浴びるのも、壁の取っ手に必死に掴まってなければ無理だと思います。膝を悪くしている父の入浴を手伝うこともあるので、私はすぐにその名案を思いついたのでした。 「夕ご飯はお魚にしたわよ、骨がはやく治るようにね」 「魚かぁ」  真也クンがお肉好きなのを知っての選択でした。好きな男の子の食生活まで支配できる悦びに、私は股間をジュンと濡らしてしまいました。 「だいじょうぶよ、お魚のハンバーグだから食べやすいでしょ。真也クンの好きな肉団子も買ってきてるし」  すぐに彼の顔がほころぶのを見ました。彼のお魚嫌いは、兄嫁がこぼしていた小骨を取る面倒臭さが原因なのです。 「あら、服を脱いでなさいよ。叔母ちゃん、お風呂に入るの手伝ってあげるわね」 「あ、大丈夫だよ」  いいえ、無理にも手伝うのです。私は息苦しいほど興奮していました。  ズボンはうまくいったみたいだけど、ブリーフを脱ぐのに手間どっています。彼のプライドを考えて、さすがに手は出しませんでしたが、逞しい脚の筋肉を見ているだけで、私はアソコをグッショリと濡らしてしまったのです。  コルセットを着けている脛は、痛々しくも私の母性本能をくすぐりました。ああ、何て可哀想に、私にまかせるのよ。 「シャワーが先?」 「えっ、いいですよぉ」 「ダメよ、怪我でもされたら、私がお義姉(ねえ)さんに怒られちゃう」  と、私も強引でした。  私が慌ただしくブラウスを脱ぐと、真也クンのアレは素直にも竿立ちになったのでした。あわてて隠すところが可愛い。上半身ブラジャーだけの美熟女を前に、平気でいられるわけがありません。思いっきり寄せた胸の谷間を見せつけながら、彼のシャツとズボンを畳みます。  さらにスカートを腰までからげて、ショーツがギリギリ見えそうで見えない、ときどきチラリと見える格好で彼といっしょに、いよいよバスルームに入ります。
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