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親のすねかじりには違いないく、夢ばかり追いかけ、生活能力のないヘタレには違いなかった。
そんな情けない自分がどうにも嫌いでもあった。
「そう。あなたのお父さんはおそらく、事故死ではないわ。たぶん、戦死したと思うの」
「戦死?」
安東要は少し驚いた。
「わたしの予想だけど、清明さま、そうでしょう?」
神沢優は見えてるらしい安倍清明に語りかけた。
(そうじゃ。あまり未来の事をいうのは憚れるが、確かに名誉の戦死じゃ)
晴明はいつになく重々しい声音で断言した。
「名誉の戦死? それはどういうことですか?」
安東要の心は揺れていた。
名誉の戦死とはどういうことなのか?
(それが次のミッションじゃよ。そなたの父親の安東龍一郎との和解。最も難しいミッションかもしれんのう)
安倍清明は静かに告げた。
(あとがき)
話が思いつきでどんどん脱線していくので、ちょっと真面目路線に戻してみました。
たぶん、これから父と子の心の交流を描いた『流星ワゴン』的な感動の物語になっていきます。
でも、次回予告は『激闘! アキバの戦い!』になる予定で、女装カメラ小僧が活躍する胸熱展開になります。
また、脱線へタレ展開が戻ってくる予定ですが、三陸沖の最終決戦に辿り着けるかどうか? それにしても、まだ、3月2日で後の日にちどんな波乱があるのか? それにしてはミッションの数が少なすぎるし、何かネタを思いつくのを期待して次回に続きます。
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