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*にゃんの2
「ただいまあ~! ルークス、お利口にしていた?」
飼い主さんが帰ってきた。僕が言うのもなんだけど、飼い主さんは可愛い方だと思う。今まで恋人がいなかったのも不思議なくらい。
「あ、また大きくなった? 少し重たくなったね」
飼い主さんは嬉しそうに僕を抱きかかえた。僕だってもうすぐ大人だもんね。
そこでふと、じーちゃんてハムスターにしては長生きだったけど、僕の寿命の何分の一なんだろ。
まあいいや。じーちゃんがいつ戻ってくるかわかんないし、飼い主さんがくれた缶詰食べてのんびりしてよう。
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