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僕の存在も忘れるくらいに見つめ合っちゃったりしてる。そんな二人の邪魔を必死にやってるじーちゃんを生温く僕は見守っている。
ああいうのって、のれんに腕押しって言うんだっけ? わかっててやってるっぽいけど。
「守護霊と他の幽霊ってどう違うの?」
「そうじゃな。解りやすくいえば、警察官は学校に行って警察のお仕事を教えてもらってから警察官になれるじゃろ?」
「うん」
「守護霊もそれと一緒で、守護霊になるための修行をせねばならんのじゃ」
「天国で守護霊の学校に行くの?」
「正しくは霊界じゃな。天国は霊魂が現世の疲れを癒すところじゃ。守護霊や神格化された魂は魂が住む世界、霊界に行くんじゃ」
「しんかくか?」
「あー……。つまり、とてもつよーい幽霊じゃ」
「ふーん」
なんか、強引な説明な気もしないでもないけど、まあいいや。
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