秘密のマーリン・ゲート『焔の円卓編』

あらすじ

血で血を洗う、騎士の世界。ブリタニアを統一した騎士王ウーゼル・ペンドラゴンが死んだ。

王に仕えた大魔術師マーリンは、新たな主を選ぶべく『聖剣の試し』の準備に取り掛かる。

前人未踏の伝説の土地、妖精の国(アヴァロン)にあるという聖剣を持ち帰る大役に選ばれたのは、なんと……現代世界から召喚された心優しき高校生、「ヒミツ君」こと貴月陽光(たかつきようこう)であった。

見知らぬ土地に、我が身一つ。それでも貴月は、死と隣り合わせの世界を生き抜いていく。

ドラゴンの猛火、妖精の幻術、小人の飛来、猛毒の果実……絶え間なく襲い来る数々の危機(ピンチ)を乗り越えて、彼は仲間と成長を得た。

現れた最悪の敵、王を狙う狡猾な魔女への突破口を開いた貴月は、頼れる仲間達に決着を託し、再会を誓いながら元の世界へと一時帰還する。