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バトルシーン習作
練習に書いた脈略のない話
軍なのか?ゴアに届かない位の表現あります
太ももを切り裂く瞬間が一番肉を切っているという感じがする。
最初に喉元を切るときには次の事を考えているし、手を狙う時は正当防衛だからあまり肉を切っているという感じがしない。
殺し屋という職業について色々と心境の変化はあった気もするし、そうでない気もする。
そもそも、殺し屋と言うと同僚は怒るのだけれど。
軍の特殊部隊と殺し屋の違いなんて、デスクワークだの教導だのそれ以外の仕事の多い少ない位しかないのに。
ぼんやりとPTSD防止のための反復を繰り返しながらそんな事を考える。
徹底的に作業に落とし込んで兵士の負担を軽くするというのが方針らしいが自分にはよく分からない。
血しぶきを浴びた体は洗えば元通りだし、着ていた服は基本使い捨てだ。
嫌な夢を見るという同僚がいたが、そもそも最近夢を見た記憶すらないので何も変わりない。
他の生き方ができる訳でもなく、給料は生活ができるだけ出ている。
笑えているし、食事も3食きちんと食べられている。
だから、目の前に死神の様な男が現われた時も、それが現実だと疑わなかったのだ。
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