ラプソディ・イン・ブルー

あとがき

　本編「パイロットフィッシュ」のスピンオフ、桜井のお話です。楽しんでいただけたでしょうか？

　本編にほんの少し出てきた企業弁護士が、まさかここまで動いてくれるとは思ってもみませんでした。

　名前もなかなか決まらなくて、ちょうど本編の追い込みが桜の季節だったことから、「よし、おまえの名前は桜井だ」と適当に決めた覚えがあります。

　今回、このスピンオフに当たり、桜井の下の名前を考えなくてはならなくなり、ぽんと浮かんだのがが「きょうじ」だったので、「恭司」という字を当てました。気の強い完璧主義者っぽい字面だと、個人的には思っています。

　昔からキャラクターの名前を考えるのは苦手でして、目についたもの、卒アルなどから名前を引っ張る癖があります。

　　私の友人知人身内親戚は、ほぼほぼ私の妄想のネタにされています。内緒ですが。

　なお、このお話のもう一人の主人公、佐藤ですが、キャラが出来上がるまで、わずか三秒でした。友人の弟の名前を拝借しております。字は違うけど。

　さて、何年か前に新人賞に応募した際、「脇役が際立ちすぎている」との評価をいただいたことがあります。