タイムマシン

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タイムマシン

 水の中を俺は泳いでいた。  次は砂漠ゾーンだ。  水をたっぷり飲んでおこう。  タイムマシンが見えてきた。  俺は特異体質で海水を飲めば飲むほど暑さに備えることが出来る。  真水は飲むことが出来ない!  マグロと蠍が合体したモンスターだからな!  相棒は鮎とガラガラ蛇が合体したモンスターだ。  砂漠で合流することになっている。  俺はリョウジ、相棒はタケシって名前だ。  竜リョウジ、竹下タケシってお笑いみたいな名前だけど本名です!よろしく! 「タツ、おはよう!」  イルカが話しかけてきた。  なごり行き詰まり。  そんなタイトルの歌があったな?  雪のせいで行き詰まり、花粉のせいで鼻詰まり。 「あの、そこはリョウでお願いします」 「タツリョウジじゃなかったの?」 「城彰二ではありません」 「懐かしいね?清水エロパルス」 「エスパルスだろ?ジェフじゃなかったっけ?」 「JAFだよ」 「車じゃないっすか?」 「JAF一原」 「感じ地学ね?」 「間違ってるよ?」 「人によっちゃジャフvs原に見えるかも知れません」 「スゲーな?原監督、JAFに文句あんのかな?」  納得がいかない!  達哉はプリントアウトした原稿を捨てた。  後日、リョウジが尋ねてきた。 「どうして捨てたの?」  ニュースを見た。  渋谷で通り魔が起きた。  死者が出なかったのが幸いだ。  逮捕されたのは竹下タケシって26歳のニートだ。
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