つよがり

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「その言葉ってさズルイよね。結局の所さ、俺の為って口ではいいながら自分の自信の無さを俺のせいにして逃げてるだけじゃね? おまえはケンカの度にそれ言うけどさ、それ言われたら何も言えねえよ。 ちゃんと好きって伝わってなかったんかなって。反省して欲しいって事なの?そういう甘え方なのかわかんないけど、スゲー傷つくよ。 …あー、傷つけたいのか。」 悲しそうに笑う姿を見て胸が締め付けられる。 「それなら成功してるけどな。 こうして欲しいとか、直して欲しいとことかさ、あるよな普通に。 でもそれさ、ちゃんと話し合ってくのが面倒って事でしょ? そこまでエネルギー割くほど俺の事好きじゃないって事だろ。 それとも引き留めるか試してんの?」 喉の奥が張り付いたみたいに苦しい。 図星を言い当てられて何も言い返せない。
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