憎しみを込めて

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秋が去ろうとしている 頃には きっと私も去るだろう あなたのもとから 何処までも高い空に 向かっていく雲は 形を変えながら 逃げるように雨を呼ぶ あ、ああ、あああ、 一挙に押し寄せた憂鬱 籠の中の鳥のように 私の思考はあ、ああ、あああ 飛べない小鳥は わ、わ、わ、私?
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