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「昭俊さ……っ」
『うっ、ん』
「昭俊さんは……どうなって、ますか」
あの夜に見られなかった、濃灰色の下着を内から押し上げる猛り。その正体を想像しながらはしたない好奇心を口にする。恥じらいはどこかへ消えてしまった。
それは藤田も同じようで、答える声には戸惑いがない。
『熱いです。身体が浮くような、感覚で……あぁ、うっ……』
小さな呻き声のあと、深く吐き出された息の音。
『はやく……っ、たい』
途中で声が途切れても、彼がなにを望んでいるか潤にはわかった。自身の中にも同様の気持ちが湧き上がっている。
生身の彼自身はその大きな手のひらに包まれ、熟知した手つきで上下に扱かれ、ひどく硬質な熱塊となって天を向いているのだろう。その先端が目指すのはこの身体の奥深くにある秘密の場所。迎え入れる準備は整っている。
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