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桜色のパジャマに陶器のような白い肌。そこに似つかわしくない黒い茂みが遠慮がちに存在を主張する。
「や……見ないでください」
必死にその恥部を手で隠そうとする妻。
結婚して二年。三年の交際期間を含めると五年一緒にいることになるが、潤はいまだにそういうところがある。明るい部屋では絶対にしたがらないし、身体の線の細さに対して大きめの尻がコンプレックスなのか後背位は好まない。誠二郎の下半身にまたがって自ら腰を振ることも、口淫もあまり得意ではない。
だからといって誠二郎は、よそで発散させようと思うほどの不満を抱いているわけではない。もともと淡泊なのは承知のうえで結婚したのだし、自分以外の男を知らない妻が自分の下でおとなしく喘いで静かに果てる姿を愛おしく思う。だがときおり、無性に虚しい気分になることがある。
依然として意味のない抵抗をするその脚からズボンとショーツを一緒に引き脱がし、膝の裏をすくいあげて開脚させる。美しくひらく花びらから吐き出された透明な淫液で真白いシーツは色を濃くしていた。
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