目が覚めるとそこには……

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この真岡先生,見た目がかなりイケメンなばかりに,この面を知らない女生徒達から絶大な人気を誇っている.普通にしていればそれなりにモテるのだ. 「まあ! このオレだからね!!」 「……キモい.」 リ○ちゃん人形のスカート内に顔を埋めながら謎の親指グッとサイン. やばい, この人赤ちゃんから人生やり直さないと危ない. ……とまぁ,俺と先生の出会いについては後ほど語るとして. 「別にえっちな仲ではないぞ!! 最近のラノベ展開みたいに見開きからヤってる!!最終回でヒロイン全員とにゃんにゃん みたいな,官能小説でやれよ!! 的ことはまずないからな!!」 「あの,マジで気持ち悪いんで息と心臓止めてください.」 「死んじゃうからなそれ!! オレは城○内にはならないぞ!!」 ……まあ,それは置いといて. 冒頭の展開について. 大体,先生と図書室にいる時は, 先生が持ち込んできたテーマ? のようなものについて語り合うことが多い. 好きな寿司ネタは? みたいな緩い内容から, あの芸能人老害過ぎない? みたいなややブラックなものまで……. そして, 今回は──── 『目が覚めるとそこには……何があるといいのだろうか?』だった. どうやらそれをテーマに何かを書くらしいが, 自分では上手く出てこないため, 俺にSOSを出してきたのだ. ただ,今のところ結論は出ておらず, 俺が先程のようなことを言った所, ああして,先生が発狂したわけだ. 「別に当たり前みたいな感じでもいいって言ったのは先生ですよ?」 「だとしてもな……Tw○○terによくいる彼女募集中系ポエマーみたいなAnswer貰っても,ぜんっぜんオレは興奮しないからな!?」 「別に先生興奮させる気は始めから無いんですが!?」 「どうせなら,いっそ……『その普通の現実は,ある女によって支配されていた』とか,『唐突に仲良かったヒロインが死んじゃう』みたいな展開も入れてダークにしようよ!!」 「いやそれどこのドキド○文芸部ですか……,そこまでダークすぎると普通に引きますから.」
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