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「────A4の,そう,賞状が入るくらいの.」
「額縁!? お金じゃなくて額縁!? 何故唐突に電話かけて額縁要求してるんですか!?」
「……あ,無い? 無いなら梅昆布茶で大丈夫.」
「無かった場合の選択肢がなんで梅昆布茶!? まったく関係ない上にピザ屋の件はどこに!?」
「そうそう! 宜しくねー! じゃあそうゆうことで,また後でね,ウィリアム.」
「いつの間にか通話相手変わりました!? あ,先生! ピザ屋の,件……!」
……通話を切ってしまった.
「さて……続きを話そうか.」
「いや,先生の家庭環境のが気になりますよ!!」
「まあ,忘れたから話せないんだけどねっ」
「先生いいいいいいいッ!!」
こうして俺は,
先生のその思い出話? を聞けずに放課後を終えた.
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