story 1 ~ 序章

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あ。でも犯人が来た時にすぐに 下の階で警備についていた人たちを 電話で呼んで 来て貰って  部屋に坂田先輩がいないことが分かった犯人が 出てきた所を取り押さえてもらったので  俺は結局何もしてません。。 そっか。。これで坂田先輩が 部屋を代わっていることが 相手にわかっちゃったのかな。。 今回忍び込んできた人だけじゃないですもんね。 そうかそうか。。どうしよう。。 また部屋移さないと危ないですよね。 うーーん。  そんなにこの病院って空き部屋あるのかな。。 この間移そうとした時  すごく嫌な顔をされて。。 どうしよう。どうしよう。。 また矢野の独り舞台を見せられて俺は思った。 このままでは絶対に坂田は死ぬ。 俺はすぐに携帯を取り出し  組御用達の病院の院長を叩き起こし うちに内通者がいる事も踏まえ 安全な病院にすぐ当りをつけて貰い 入院患者の受け入れを手配した。 同時に目の前でぽかんとしている矢野に 今すぐ病院を移る手続きをしに行けと この場を追い出し 犯人逮捕で手薄になっている 坂田の病室に忍び込んで 病院を移ることを説明した。 「高嶺。悪いな。」 と坂田はにやりと笑うが まずその前に自分の部下の教育を 何とかしろと言いたくなる。 結局その晩は一睡も出来ず 俺のプライベートは完全にアイツに潰された。
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