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また、霧のかかった世界にやってきた。
「あれ?あれは須川さん?」
少し離れた所を女の人と楽しそうに話をしながら歩いている。
少しずつ近づきながら様子を伺っていると、霧がはれてきてはっきりと二人の顔が見えた。
それは、須川さんと同じ部署の田中さんだった。
もしかしてデート?
二人は付き合ってるの?
急に心がもやもやして、凄く切ない気持ちが一気に襲ってきた。
私、やきもちやいてる?
須川さんのこと、好きになってきているの?
でも今までとは違う感情が出現しているのはあきらかだった。
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