第1章

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意識が現実の世界に戻っていく。 私はゆっくりと目を開けた。 夢の中の世界にまだいるような、どんよりとした気持ちだった。 その時、LINEの着信音がなった。 携帯電話の画面には、須川さんからのメッセージが表記されている。 「今日、ありがとう。凄く楽しかったね。また明日会社で。おやすみなさい」 絵文字とか一切ないメッセージだけど、気持ちがすごく伝わってきた。 私、ちきんと須川さんと向き合ってみよう。 自分自身の気持ちにも。
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