凛として

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そんなことをずっと考えていたけどいつしか耐えきれなくなっていった。 貴方と会えない日々にも慣れていった。 貴方を待つことに疲れたわ。 私が貴方に泣きつくとでも思っていたの? 会いに来て 傍にいて あの頃のようにもう一度… そんな女に見える? この私にそんなことができるとでも? 馬鹿にしないで もう待たされるのには飽き飽きだわ。 私にはもう貴方なんかいらない。 だから捨ててやったのよ。 私がいなくなってから気づいても遅いわ。 もう私の心は朽ち果てたのよ。 貴方に未練などないわ。 だから抱きしめて口付けなんてしないでよ。
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