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彼とわたし
「ごめんなさい。。。」
静かなあなたの部屋に
響いたわたしのたったひとつのことば
そのあとしばらくの静寂が訪れる
そして、ただ2人声をころして泣いた
どうして。。。
わたし泣いてるの
グッとくちびるを噛んで堪えて
立ちあがる
なにも言わずわたしは彼の家のトビラを開ける
振り向くとうつむき肩を震わせている
それが彼の最後の姿
『ありがとう』
ドアを閉めて心の中で何度も繰り返した
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