時がたつほどに

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私はどぎまぎと赤くなりながら彼の背中に向かってつぶやいた。 「新人の頃と同じだ。いきなりだよ・・。」 でも何か尋常じゃないものを感じた。お互い既婚者でそれで好きとか言われても・・。 そりゃ、夫とは、見合いで、私とはほとんど性格が合わない。 だんだんわかってきたワンマンぶり。しつこい。彼の性格にほとほと嫌気がさしてはいた。  だけど、たぶん男なんて結婚してしまえばほとんど同じ。結婚は恋愛するところではない。  そう、ディーズニーランドは所詮、作り物。それと恋愛も同じに思う。一時の夢…。
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