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-あれは・・・本社のビル! なんで・・・
- え? あの人影は・・・賢吾!何やってるんだ。早く逃げ・・・-
-け・・・賢吾・・・?-
ドーン
「はっ!」
チュンチュンチュンチュン
鳥のさえずりが聞こえてくる。付いていたテレビでは、戦争の特番をやっていた。
「夢・・・か」
秋頃の朝方はまあまあ寒い。しばらくは布団から出なかったが、お腹がすいたので、起きて朝食を作ることにした。
「ふわ~ぁ」
朝食を済まし、玄関の手前まで来て立ち止まる。
「久しぶりに、賢吾に会いに行くか」
準備をして、車を出す。賢吾は、隣の市の駅近のマンションに住んでいる。
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